あなたは今、シッピーノとはどんなツールなのか気になっているのではないでしょうか?
また導入することでどのようなメリットやデメリットがあるのか疑問があるのではないでしょうか?
この記事では、シッピーノを実際に使用して感じたメリットやデメリット、感想を紹介します。
僕自身、シッピーノを約1年ほど利用してきてEC作業にかかる時間をかなり削減できています。
他にも実際に使った方の感想や評判もご紹介したいと思います。
1.シッピーノとは
シッピーノとは、Amazon出品者出荷、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ネクストエンジン、Shopify など様々なネットショップの物流を最適化するWebサービスです。
一言でいうなら、ネットショップの出荷業務を自動化するクラウドサービスです。
最近では、個人でネットショップを運営する方が増えてきています。
そのような方をサポートするためのサービスとして「シッピーノ」が公開されました。
2019年現在では1,000以上のECショップへの導入実績があり、毎月数十件ペースで利用店舗が増加している勢いのある会社です。
そして、僕もシッピーノ利用者の一人です。
2.シッピーノの機能
ここでは、具体的にシッピーノの機能について紹介します。
ヤフーショッピングや楽天をメイン販路として売上を伸ばしていきたいなら便利な機能ばかりです。
2-1.大手ネットショップに対応している
シッピーノは下記のネットショップに対応しています。
・Amazon
・楽天市場
・Yahoo!ショッピング
・ネクストエンジン
・Shopify
ほとんどの方は、Amazon、ヤフーショッピング、楽天のうちどれかがメイン販路になると思います。
なので、ネット物販をするほとんどの方に対応していると言えます。
そして、メーカー直販サイトとして勢いのあるShopifyにも対応しているのは良いポイントですね。
2-2.各倉庫・物流サービスに対応している
シッピーノが対応している倉庫や物流サービスはこちらです。
・FBAマルチチャネルサービス
・ロジザードZERO対応倉庫
・LogiMoPro
有名な倉庫や物流サービスに対応をしています。
今後さらに、その他サービスとも順次連携を予定しています。
※楽天スーパーロジスティクスには対応していません。
2-3.受注から出荷依頼まで自動化できる
シッピーノは下記の作業をすべて自動化することができます。
1. 注文情報の確認
2. サンクスメールの送信
3. 在庫確認
4. 各倉庫へ出荷依頼
5. 出荷完了メールの送信
6. 配送情報登録
7. 在庫同期
つまり、注文確定後の作業はすべてシッピーノで行うことができます。
なので、あなたがやる作業は商品リサーチ、商品の納品、商品登録だけになります。
2-4.物流倉庫の併用・一括管理が可能
商品によっては、複数の倉庫から商品の出し分けができます。
たとえば、売れ筋商品はFBAマルチチャネルサービスを利用し、メール便は安く発送できるB倉庫から出荷するなど、物流の最適化が可能です。
また、在庫管理が統一できたり、AmazonFBAに預けた商品を楽天やヤフーショッピングなど複数のネットショップへ出荷するできます。
3.シッピーノを導入するメリット
ここまでシッピーノの機能について紹介しました。
では、その機能によってどのようなメリットがあるのか僕の実例も合わせて紹介します。
3-1.個人でもネットショップオーナーになれる
シッピーノを利用するとひとりでもネットショップオーナーとして店舗運営が可能になります。
というのも商品が注文されてから、入金確認、受注確認、倉庫への発送依頼、発送連絡メールなど、本来自分でやらなければならない作業がすべて自動化できます。
なので、商品注文後の作業が0になるので個人で運営できるほどの自由な時間が生まれます。
そして、その時間で商品リサーチや競合調査をすることでさらに売上を伸ばしていくことができます。
僕も1人で運営していますが、作業は在庫管理くらいなので1日1時間以内で完結しています。
ネットショップを1人で運営するなら必須ツールだと感じています。
3-2.発送作業・発送処理が不要になる
さきほども紹介しましたが、シッピーノを利用すると発送にかかる作業がなくなります。
昔、メルカリ転売をしていた頃は1日10件ほど自分で発送作業をしていた経験があります。
当時は副業でやっていたこともあり、深夜に梱包・発送作業をして寝不足になったことが何度もあります。
なので、その作業がなくなるのは時間や精神的にもメリットは大きいです。
また、今ではヤフーショッピングと楽天で販売していて1日50件ほど、多い時で100件の注文があります。
すべての発送を1人で行った場合、1日はかかるボリュームです。
しかし、シッピーノを導入し自動化できているので発送作業は0にできています。
3-3.送料を最適化できる
シッピーノを利用すると送料を最適化できます。
自分で商品を出荷すると、発送先によって配送料に違いが生まれます。
たとえば、東京~東京、東京~北海道へ商品を送る場合は、北海道へ送る方が送料が高くなります。
しかし、シッピーノが提供している倉庫や、Amazonマルチチャネルを利用すると、配送先によって送料の変動がありません。
なので、お客さんから追加費用をもらわずに届けることができ、顧客満足度を下げることもありません。
3-4.無地箱にも対応できる
AmazonFBA倉庫を使っている場合になりますが、無地箱発送にも対応しています。
無地箱とは、ロゴなどが書かれていない無地のダンボールのことです。
通常であれば、AmazonFBAに預けた商品が発送される場合は、Amazonのロゴ付きのダンボールで発送されます。
しかし、無地箱申請をするとAmazonのロゴがない無地のダンボールで発送されます。
シッピーノを通して、発送依頼された場合でも無地ダンボールで発送されるのでヤフーショッピングや楽天で販売するのに最適です。
ヤフーショッピングや楽天で売れた商品は、Amazonのロゴ入り段ボールで送るのはNGです。
規約違反や顧客トラブルの原因になります。
4.シッピーノを導入するデメリット
実はシッピーノを導入したけど、あまり効果がなかったという方がいます。
ここでは、どのような方にはメリットがあまりないのか紹介します。
4-1.小型商品には向かない
小型商品とはスマートフォンケースやアクセサリー類のことです。
小型商品は自社発送した方が送料が安くなることがほとんどです。
たとえば、厚さが3cm以下であれば、クリックポストだと188円で発送することができます。
しかし、シッピーノの連携倉庫やAmazonマルチチャネルだと350円ほどかかるため送料が約2倍になります。
なので、取り扱い商材が小型商品であるなら外注化したほうがコストを下げることができます。
あなたの取り扱い商材によってシッピーノの導入は考えましょう。
4-2.Amazonがメイン販路では出番が少ない
Amazonがメイン販路の場合は、シッピーノの出番が少ないです。
なぜなら、AmazonはFBAという独自の配送システムがあるので、そもそも商品が売れてからの発送作業がありません。
なので、Amazonだけで販売しているのならシッピーノは不要ということです。
しかし、Amazonだけに依存するのはリスク分散の観点でもよろしくありません。
最近では多くの方がヤフーショッピングや楽天へ販路の拡大しシッピーノを利用しています。
もし、販売先がAmazonだけなのであれば、ヤフーショッピングや楽天の出店と同時にシッピーノの導入を考えるとよいでしょう。
4-3.配送業者と特約を結んでいる場合は割高になる
すでに大手配送会社と特約を結んでいる場合はシッピーノの提携倉庫を契約したほうが配送料が割高になる可能性があります。
ヤマト運輸の場合、月100件以上を超えると特約の対象になる場合があります。
配送料の差額と発送作業の手間を比較して考えましょう。
もちろん、これからネット物販を始める場合は、シッピーノを利用したほうが商品の保管場所なども不要なので、低コストでスタートできます。
5.シッピーノを使った感想
僕のシッピーノ利用状況は下記の通りです。
・利用期間:約1年
・使用倉庫:AmazonFBA
・販売先:ヤフーショッピング、楽天
・取扱件数:1200~1500件/月
・システム利用料/月:5~6万
僕は、ヤフーショッピングに出店したタイミングでシッピーノを導入しました。
使ってみた感想は「自動化が便利」この一言につきます。
ヤフーショッピングや楽天に出店前に初期設定が必要になるのですが、シッピーノの公式サイトで初期設定についても説明があるのでスムーズに設定することができ助かりました。
現在は、小型商品は自宅から発送をしていて、それ以外はすべてAmazonFBA倉庫からの発送です。
ヤフーショッピングや楽天で売れた商品は一度シッピーノに読み込まれてから自動でAmazonFBAへ連絡が届き発送されています。
また出荷や出荷完了メールのエラーが月に1.2件くらいの頻度でありますが、手動でも対応できる範囲なのでそこまで気になっていません。
改めてですが、これからヤフーショッピングや楽天で1人でも本気で売上を伸ばしていくなら必須のツールだと感じています。
6.シッピーノの評判
Aさん
販売先:Amazon、ヤフーショッピング、楽天
Amazon販売から、ヤフーショッピングに出店をしたタイミングでシッピーノを導入。
はじめはFBAマルチチャネルサービスから手動で発送依頼をしていて1日2時間ぐらいかかっていました。
シッピーノを導入にしてからは自動化でき、発送にかかっていた時間が0になりました。
Bさん
販売先:Amazon、楽天、オフライン
月1万件規模の出荷を完全自動化。
FBAマルチチャネルからの出荷になり2人体制でも回せます。
シッピーノを導入していなかったら合計で3~5人ほど倉庫内の入出荷作業が必要でした。
Cさん
販売先:楽天市場、DeNAショッピング、makeショップなど
毎日数百件、10人で行っていた出荷関連作業がほぼゼロに!
シッピーノを導入した結果、7~8人分の人件費が削減でき、新しいチャレンジもできるようになった。
シッピーノを使っている方の満足度は高い印象でした。
また、発送作業の手間もなくなり、人員削減によるコストカットも進んでいるようです。
7.シッピーノの登録方法
シッピーノの機能や、メリット、デメリットが理解できたところで実際に登録をしていきましょう。
こちらをクリックするとシッピーノに移動します。
右上のお問い合わせを押しましょう。
個人情報を記入して無料トライアルの申込をしましょう。
登録から1ヶ月間は無料で使用することができます。
申し込みが完了すると後日担当者から登録した電話番号に連絡があるので「無料トライアル」ではじめたいと伝えましょう。
するとシッピーノを使用するための手順案内をしてもらえます。
また、ヤフーショッピングや楽天との連携は当日から可能です。
8.シッピーノの利用料
シッピーノの月額料金は上記で計算されます。
①1連携につき9,800円というのは連携するネットショップの数で変わります。
たとえば、ヤフーショッピングだけであれば9,800×1=9,800円。
楽天も追加すると9,800円×2=19,600円といった感じです。
②全連携の自動出荷件数の合計による従量下記とは下記で計算されます。
30件までは無料ですが、出荷件数が増えるごとに料金がプラスされる方式です。
たとえば、400件であれば下記のようになります。
30件まで=0円
31~300件は270件×30円=8,100円
301~400件=100件×26円=2,600円
合計=8,100+2,600=10,700円
③全ストアのSKU数合計に応じて課金とは商品の種類によって料金が変わるということです。
500種類までは無料で使うことができます。
ほとんどの方は500件以上を超えることはないので基本無料と認識してOKです。
9.シッピーノとネクストエンジンの違い
シッピーノとネクストエンジンの機能はほとんど同じです。
しかし、シッピーノでまだ対応していない下記サイトに出店している場合は、ネクストエンジンの方が部があると思います。
・auWowma!
・PayPayモール
・ポンパレモール
・SHOPLIST
・ヤマダモール
・NETSEA
・自社ECサイトなど
ネクストエンジンは商品登録・管理や実店舗などに連携できる分、シッピーノよりも高機能です。
出荷の自動化以外にも、EC作業のすべてを管理したい場合はネクストエンジンを選択するのも良いと思います。
とはいえ、シッピーノで大手ネットショップを網羅しているのでネクストエンジンはオーバースペック感があります。
10.まとめ
いかがでしたでしょうか。
シッピーノはヤフーショッピングや楽天で売上を伸ばしていくなら必須ツールの一つです。
月額のシステム料金はかかりますが、出荷にかかる手間や時間を考えると導入するメリットの方が大きいことは間違いありません。
アフィリエイトなどではなく、僕自身ほんとうに助かっているので記事にさせていただきました。
シッピーノに関する記事も少なく悩んでいた方の参考になれば幸いです。
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