あなたは今、中国輸入をはじめようとしているが、まず何からはじめればよいかわからず悩んでいるのではないでしょうか?
今回は、初心者がどのように中国輸入をはじめればよいか手順ごとに解説し、今後必ず失敗するポイントの解決策を紹介します。
1.中国輸入転売とは
中国輸入転売とは中国から商品を仕入れて日本で販売することです。
たとえば、Amazonで1,680円売られているこちらのiPhoneケースをみてください。
この商品は、中国のサイトで18元(300円ほど)で販売されています。
このように、中国のサイトからやすく商品を仕入れて日本で販売して利益をだすビジネスです。
また国内せどりのように1点かぎりのものを扱うのではなく、売れる商品を長期的にあつかっていくのが特徴です。
また、中国輸入は歴史が長いため、安定して続けられるビジネスです。
2.中国輸入の流れ
中国輸入をはじめる手順はシンプルで、下記の7つです。
①商品リサーチ
↓
②仕入れ先の選択
↓
③代行会社の選択
↓
④どこで売るか決める
↓
⑤商品の販売
↓
⑥商品が売れたら発送
↓
⑦たまにトラブル対応
より詳しく順番に説明していきます。
3.商品リサーチ
・作業量:★★★★★
・重要度:★★★★★
・難易度:★★
商品リサーチは中国輸入の中でもとても重要な作業です。
リサーチがしっかりできないと短期間は稼ぐことができたとしても、だんだんと売れなくなり、気づいたころには「売上がたたない」という結果になることがあります。
なぜなら、選んだ商品が良くなかったからです。
ほとんどの人は季節ものが売れると聞いて、ハロウィングッズを仕入れてしまったりと、一時的に儲けることができるものに流されています。
しかし、いろんな角度から商品を分析すれば、「ハロウィンが終わった後って在庫不良になりやすそうだな…」と、商品のリスクにも目を向けることが大切です。
また、リサーチ自体はやり方さえわかってしまえば難しく誰でもできます。
4.仕入れ先の選択
・作業量:★
・重要度:★★★
・難易度:★
リサーチでよい商品が見つかったら次は「仕入れ」です。
中国輸入の仕入れ先でよく使われるのは「タオバオ」と「アリババ」です。
基本的には、この2つどちらかを使って仕入れをすることになります。
・タオバオ
【特徴】
・日本の楽天市場のようなイメージ
・商品数が圧倒的に多い
・サイトのデザインがきれい
・アリババより品質がよい
・アリババより価格が高い
圧倒的に商品数がおおいので、ラインナップを増やしたいときには「タオバオ」がおすすめです。
アリババよりは少し価格が高めですが、日本人の感覚ならかなり安いと感じるはずです。
・アリババ
【特徴】
・工場や業者が販売をしているサイト
・工場から直接商品を買うことができる
・OEMに対応している
・価格がやすい
・複数購入でさらにやすくなることがある
工場や業者から商品を直接買うことができるので、「アリババ」がもっともやすく仕入れができるサイトです。
ほとんどの中国輸入セラーは「アリババ」から商品を仕入れています。
5.代行会社の選択
・作業量:★
・重要度:★★
・難易度:★
中国輸入でつかうサイトのほとんどが日本人では購入することができません。
なので、中国にある「代行会社」に商品を代わりに購入してもらい、日本まで商品を送ってもらいます。
代行会社によってサービスの内容はさまざまで、検品方法や使える配送方法も変わります。
迷ったら僕もつかっている「ラクマート」がおすすめです。
・ラクマート
【特徴】
・手数料5%~(使うほど低くなる)
・レート+1元
・サイト内日本語対応
・日本語でチャットができる(返信は即日)
・AmazonFBA対応
6.どこで売るか決める
・作業量:★
・重要度:★★★★
・難易度:-
リサーチの次に重要なのは「どこのサイトで何を売るか」です。
サイトによって使っているユーザーの特性は違うのでサイトに合わせた商品を販売していくことが売上を上げるためには欠かせません。
よく中国輸入の販売先として選ばれる下記のサイトを順番に紹介しますが、これからはじめるという方はまずはメルカリから始めることをおすすめします。
・メルカリ
・ヤフオク
・Amazon
・ヤフーショッピング
・楽天市場
6-1.メルカリ
・メルカリ
【特徴】
・はじめやすさ:★★★★★
・10.20代の女性や主婦が主なユーザー
・会員登録、月額料金が無料
・販売手数料が一律10%
・フリマアプリユーザー数No.1
・少額なものが良く売れる
・スマホだけではじめられる
6-2.ヤフオク
・ヤフオク
【特徴】
・始めやすさ:★★★★★
・30~50代の男性ユーザーが多い
・自動車・バイク用品、釣り具などが人気
・会員登録、月額料金が無料
・販売手数料が一律8.64~10%
・フリマ出品とオークションの2種類がある
・高額な商品でも売れる
6-3.Amazon
・Amazon
【特徴】
・はじめやすさ:★★★★
・男性ユーザーが多い
・家電や文具などが人気
・月額利用料4900円
・販売手数料:8~15%
・中国人セラーが大量にいる
・アカウント停止のリスクが大きい
6-4.ヤフーショッピング
・ヤフーショッピング
【特徴】
・はじめやすさ:★★★
・50代以上の男性ユーザーが多い
・レジャー用品が人気
・月額利用料、初期費用0円
・販売手数料:3.5%~
・アカウント停止の可能性が低い
・出店審査があるが通りやすい
6-5.楽天市場
・楽天市場
【特徴】
・はじめやすさ:★
・女性ユーザーが多い
・コスメやファッション用品が人気
・月額利用料5万円、初期費用30万円
・販売手数料:2~4.5%
・出店審査がきびしい
7.商品の販売
・作業量:★★★★
・重要度:★★★★★
・難易度:★★★
出品するサイトによって作るべき商品ページのレベルが変わります。
たとえば、メルカリでは下記のような中国サイトの画像をそのまま使ってもかんたんに売れていきます。
しかし、楽天市場ではひと手間かけた商品ページを作らなければライバルに勝つことはむずかしくなります。
8.商品が売れたら発送
・作業量:★★★★
・重要度:-
・難易度:★
商品を出品して売れたら商品の発送をします。
メルカリの場合は、プチプチなどの梱包材に商品をつめて郵便局にいって発送したりと意外と手間がかかります。
しかし、他の販売先の場合は倉庫に商品を送っておいて、商品の梱包から発送まですべて自動で行ってくれるサービスがあります。
つまり、販売先によって作業のボリュームを減らすことができます。
9.たまにトラブル対応
・作業量:★★★
・重要度:★★★★★
・難易度:★★★
中国輸入をしているとついてくるのが不良品の発生です。
どんなに注意しても一定数でてきてしまい、お客さんから「不良品が届いたから交換してほしい」と連絡がきます。
よくあるのは、下記のようなものです。
・本体が壊れている
・外箱がつぶれている
・商品のサイズ、色が間違っている
・部品が足りない
その際に、メールや電話での対応でショップの信頼性を回復しなければなりません。
ここで信頼を失ってしまったら悪い評価となってしまい、二度と商品を買ってはもらえないでしょう。
しかし、しっかりと対応することで信頼を回復することができるので、「またこのショップから買いたいな」と思ってもらえるような対応を心がけるようにしましょう。
10.はじめるための準備
ここからは中国輸入をはじめるための準備の手順を紹介します。
下記の3つだけで完了です。
・アリババ、タオバオに登録する
・代行会社に登録する
・販売先に登録する
10-1.アリババ、タオバオに登録する
アリババとタオバオは登録していないと商品ページが見られなくなることがあります。
それを避けるためにもこちらの記事で登録方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
ちなみに登録はかんたんですぐできてしまうので、終わらせてしまいましょう。
アリババの登録はこちらから。
タオバオの登録はこちらから。
10-2.代行会社に登録する
次は代行会社に登録をします。
代行会社を使うことで、日本語のみで仕入れができるだけでなく、国際送料も抑えることができるので、ぜひこの機会に登録しましょう。
どこの代行会社も「メールアドレス」「電話番号」があれば登録ができます。
たとえば、「ラクマート」だとこのような感じです。
こちらから会員登録を終わらせてしまいましょう。
また登録をしても僕に1円も入らないので安心してください。
・ラクマート
10-3.販売先に登録する
最後は、仕入れた商品を販売するサイトに登録します。
販売サイトの登録も「メールアドレス」「電話番号」があれば登録することができます。
初心者なら、まずはメルカリからサクッと登録しちゃいましょう。
・メルカリ
11.失敗するポイント
中国輸入のやり方は、覚える内容が多いのでこれからはじめようという方からしたら「ハードルが高い」と感じるかもしれません。
しかし、すべてを覚える必要はなく、ポイントだけおえておけば十分なので、初心者がよく失敗するポイントをまとめて紹介するので、参考にしてください。
11-1.経費を知っておこう
経費を知らないといざ商品が売れたとしても、実は赤字だったということがあるので、下記の中でもわかりづらいものだけおさえておきましょう。
中国輸入をしているとだいたい下記のような経費がかかります。
・商品代金
・中国内の送料
・中国から日本までの国際送料
・代行会社の手数料
・関税
・販売サイトの手数料
・商品が売れた後の送料
この中でもわかりづらいのは「関税」です。
関税の目安ですが、「商品代金の15%くらいかかる」と覚えておくだけで充分です。
詳しく中国輸入にかかる「関税」についてもっと知っておきたいという方は、こちらの記事をどうぞ
11-2.必要なツールにお金を使いすぎてしまう
はじめるときにツールを準備する必要がありますが、よくあるのがツールにお金をかけすぎてしまうことです。
準備するものは下記のようなものです。
・セロハンテープ
・ガムテープ
・梱包材
・ダンボール
・はさみ
・のり
・プリンタ
・パソコン
プリンタとパソコン以外はすべて100均でそろえることができます。
ダンボールも近くのスーパーにお願いすればタダでもらうことができます。
また、パソコンは自宅には1台あったほうが間違いなく作業を効率的に進めることができるので、ない場合は購入を考えておくとよいです。
ちなみに、パソコンは価格comのランキング上位にある3~5万円くらいのもので十分です。
なるべく、初期費用はすくなくして仕入れ資金にまわすようにしましょう。
11-3.売れ筋のジャンルや商品がわからない
はじめたときに陥るのが、価格差ばかりに気を取られてしまい、「その商品がどれくらい売れるのか」についてあまり考えずに仕入れをしてしまうことです。
いくら価格差がおおきい商品であっても「売れる商品」でなければ利益をだすことができません。
まずは、販売先の売れ筋のジャンルや商品がどんなものかわかってからリサーチをしてみると失敗しづらくなります。
ちなみに、「売れ筋商品」の見つけ方をこちらで紹介しているので、これからはじめてみたいけどまだ全然わからない。というかたはぜひ参考にしてください。
11-4.仕入れで使うカードがない
中国輸入をはじめるとクレジットカードが必要になる場面がでてきます。
たとえば、商品の仕入れをするときや、Amazonの販売アカウントを登録する際に必要です。
このときに準備ができないといざ登録しようとしたときにできなかったり、手元に現金がなくて販売機会を見逃してしまうといったことがあります。
そして、なによりも資金が少ないときには、クレジットカードの利用可能額があり、その枠をつかって仕入れができるので、ビジネスの成長スピードも一気にあがります。
また、クレジットカードのポイントも仕入れをするたびに貯まるので、マイルで旅行にいけたり、買い物に回したりと大きなメリットがあります。
12.メルカリ中国輸入転売のやり方
これからはじめてみようと思ってるけど、資金がないという方はこちらの記事で2万円から資金をつくる方法を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
13.まとめ
・中国輸入転売とは、中国と日本の価格差をつかったビジネス
・中国輸入でもっとも重要なのは「リサーチ」
・初心者ならまずメルカリからはじめよう
・Amazonは中国人セラーのたまり場
・ヤフーショッピングはもっともおすすめ
・アリババ、タオバオは30秒で会員登録ができるからしておこう
・初期費用は少なくできる
いかがでしたでしょうか。
中国輸入転売のやり方はとてもシンプルです。
とはいえ、仕入れ先や代行会社、販売サイトの登録など始める前に準備しておかなければならないことはいくつかあります。
まだ登録ができていないのであれば今のうちに登録して中国輸入をスムーズにスタートする準備をしておきましょう。